荒川光のブログ

炎上しない程度の過激発言! を目指しているのですが、出来上がった文章を読んでみるといたって正常で健康的です。ホッとするやらガッカリするやら複雑な心境です。

ベルトコンベアの偉大さにみんな気付いていない!

スポンサーリンク

ベルトコンベアという装置は誰もが知っていると思います。

しかしながらこの装置がいかに偉大な働きをするかについて、深く思いを巡らせる人は少ないのではないでしょうか?

 

私は最近になってベルトコンベアの持つ大きな力に気づかされました。

そこで、今日はあなたにもこの装置の重要性を伝えたく、この記事を書くことにいたしました。

 

ベルトコンベアとは

 

ご存知ない方はいらっしゃらないと思いますが、一応念のためにベルトコンベアについて簡単に説明しておきます。

 

ベルトコンベアとは、帯状のベルトの上に物を乗せ、ベルトの動きによって物を移動させる機械です。

ベルトの端と端とはつながっており、始点から動き始めたベルトは終端まで移動した後、作業台の下を回って再び最初の位置に戻り、一巡目と同様に終端へ向けて動きます。

ベルトは飽きもせず、疲れも知らずにメリーゴーランドのようにグルグルと回り続けます。

 

非常に単純な機械です。

ベルトを掛けているプーリーをモーターで回転させているだけなのです。

 

素晴らしき発想 

 

しかしながら私が目を見張ったのは、ベルトの端と端とをつないで「循環させる」というその発想です。

 

この装置が発明されていなかった時代に、人々は大量の物を一定方向へ運ぶにあたって一体どのような方法を取っていたのでしょう。

 

エジプトのピラミッドを作るために巨大な岩を運ぶという場合には、何本もの丸木を並べてその上に岩を乗せて転がしたのかもしれません。

 

またもっと小さな物、例えば丸木と丸木の間に落ちてしまうような物を運ぶような場合には、丸木の上に板を乗せて、その板の上に物を乗せて運んだのかもしれません。

そして終点まで行き着いた板は、誰かが担いで始点へと持ち運び、再び始点から流し始める。

このような方法が想像されます。

 

ところがベルトコンベアでは、終点に至ったベルトを始点へと持ち運ぶ必要がないのです。

何と! ベルトは作業台の「下側を」回って始点へと戻ってくる。それがエンドレスで繰り返される。

 

しかも実に簡単な仕掛けでそれが可能なのです。必要とされたのは「循環させる」という発想だけだったのです。

 

工場でのベルトコンベアの働き

 

私は昼間ある食品工場で働いています。

大手コンビニエンスストアに納品する弁当類を作っているのです。

 

この工場での生産に必要不可欠なもの。

もちろんまず第一に労働者です。

しかしそれと同等に必要な設備。それがベルトコンベアなのです。

 

ベルトコンベアなしに生産は不可能と言っても過言ではありません。

 

弁当製造の手順をざっとご覧いただきますと次のようになります。

例えばハンバーグ弁当というものを作るとします。

 

10メートルはあろうかというベルトコンベアの左右に作業員が並んで、自分の担当する食材を手に待ち構えています。

 

先頭の作業員が弁当の容器にご飯を量って盛ります。

2番目の作業員がそのご飯を平らにならします。

3番目の作業員はご飯の上にゴマをふりかけます。

4番目の作業員はご飯とは仕切られた隣のスペースにハンバーグを載せます。

5番目の作業員はハンバーグにソースを塗ります。

6番目の作業員はハンバーグの横にブロッコリーを置きます。

7番目の作業員は炒めたタマネギを規定量はかってブロッコリーの脇にトッピングします。

8番目の作業員は人参。

9番目の作業員はポテト。

10番目の作業員はひじき。

11番目の作業員は容器の周りにソースやタレが付いていたらガーゼで拭き取ります。

12番目の作業員は容器に蓋をします。

 

その後製品はベルトコンベアに流されてラッピングする機械を通り、金属探知機を通り、品名や金額の記されたバーコードラベルを貼り付けられます。

最後に最後尾の作業員が完成された製品を箱に詰めていきます。

 

大雑把にいうと以上のような流れで弁当は作られていきます。

 

ベルトコンベアの動く速さはもちろん調節可能です。

製品は作業員が作業可能な限界ギリギリのスピードで、隙間なく次々と流されてきます。

モタモタしていると通り過ぎていってしまうほどの、それはもう、暴力的と言っていいほどの速さで製品は流れてくるのです。

 

「流れてきた容器に人参を1個置くだけだろう」と思うかもしれません。

 

とんでもない!

それが間に合わないほどのスピードなのです。

 

時折作業員の間から悲鳴が上がります。

「待って待って! 止めて止めて止めて!」

 

 

ここでベルトコンベアの話に戻りますが、もしベルトコンベアなる装置が無かったとしたら、このように高効率な生産ができるだろうかということです。

 

容器を1つ1つ隣の人に手渡しで渡していくようなやり方で生産できるでしょうか?

そんなことをしていては時間が非常にかかります。

従って人件費もかさみます。

それは結果的に製品の価格に反映されるでしょう。480円でハンバーグ弁当は買えなくなるのです。

 

ベルトコンベア1台がいくらで販売されているのか私は知りません。

リースなのかもしれませんし、耐用年数がどのくらいのものなのかも知りません。

 

しかし言えることは、いくら高額なものだったとしてもこの機械なしに弁当の製造は不可能だということです。

 

そしてベルトコンベアが使われているのは弁当工場だけではありません。

自動車工場でも、電化製品の工場でも、その他あらゆる産業の現場で使われているはずなのです。

 

私たちが一体どれくらいこの機械の恩恵を受けていることか。

 

しかしベルトコンベアはその働きに見合うだけの脚光を浴びているとは思えません。

構造がシンプル過ぎるのが原因でしょう。

目立たないし、影の薄い存在なのです。

派手な動きをする産業用ロボットなどの方が人目を引くし注目されるのです。

 

ベルトコンベアを発明したのがエジソンなのか誰なのか知りませんが、いやぁ、すごい機械だなと最近つくづく実感したので記事にしてみました。

 

それではまた。

スポンサーリンク