猫のピヨピヨ(仮名)を飼っていることは以前に書きました。
今日はその猫が毛玉の塊を吐いた話をしようと思います。
その前に猫の紹介を少しだけ。
名前 ピヨピヨ(仮名)
種類 不明
毛色 白黒のパンダカラー 面積比(白:黒/7:3)
雌雄 メス(避妊手術済み)
体長 約40cm(しっぽ部分除く)
体重 約5.0kg
年齢 約7歳
ピヨピヨが毛玉を吐いたことは過去にも1、2度あったのですが、ここまで大きな塊だったことはなかったので、正直に言ってびっくりしてしまいました。
計ってはいませんが、長さが10cm弱、直径は1.5cmほどはあったでしょうか。
茶色い円筒形をしていて、フローリングの床の上にそれは落ちていました。
こんなところでピヨピヨがフンをしたのかと一瞬ギョッとしましたが、近づいてよく見てみるとそれはフンではなく、胃液をたっぷりと含んだ毛玉だったのです。
この現象に先立つこと3分ほど前、ピヨピヨは2本の茹でたモヤシを食べたのでした。
どうやらそのモヤシが胃を刺激して、毛玉嘔吐につながったものと思われます。
私が誤って皿からテーブルの上に落としてしまったモヤシを1本、ひざの上のピヨピヨが恐る恐る手を伸ばして取ろうとしたためそれを与えたところ、なんとそれを食べたのです。
私は猫のエサについての無知ゆえに、変なものを食べさせてはいけないという考えから市販のキャットフード以外には何も与えないのが常でした。
しかしモヤシ1本を食べたことを嬉しく思った私は、もう1本くらいいいだろうと思い、2本目を与えました。
3分後。
ピヨピヨはケッケッケッっという、クシャミのような咳のような異様なうめき声を発しました。
その時はあまり気にもしていなかったのですが、しばらくして何気なく猫がいたあたりを見てみると、「ワァーッ」。
という次第です。
思い返してみると、過去に毛玉を吐いた時も、私は茹でたホウレンソウを少しだけ与えたのでした。
これは猫に関する雑誌で、茹でたホウレンソウを与えている飼い主の記事を読んだことに影響されてやってみたのです。
その後しばらくして、ピヨピヨは毛玉を吐きました。
調べてみると、猫草と総称される猫が好んで食べる草があるそうで、それを食べると胃をチクチクと刺激して毛玉の嘔吐を誘発するとのこと。
猫草に限らず野菜類でも同様の効果を発揮するのでしょうか?
野菜の種類、調理の仕方、そして当の猫との相性によるのかもしれません。
毛玉を吐き出したピヨピヨはその後、粗相をしてしまった子供のように少しションボリしたような申し訳なさそうな様子でしたが、しばらくすると胃の中のモヤモヤがなくなってスッキリしたのか、元気が出てきたようです。
こんな毛玉が胃の中に溜まっていたなら、さぞかし不愉快な気分だったことでしょう。
7年も飼っている猫ですが、今までに毛玉嘔吐を見たことがほとんどないのはどうしてでしょうか?
今まではフンと一緒に排泄されていた毛が、歳を取って排泄力が弱まったため胃に溜まるようになってきたのでしょうか?
それとも7年間かかって溜まった毛が、ここ最近になって吐き出されたとでもいうのでしょうか?
このアパートに引っ越してくる前に住んでいた部屋は1階だったので、夜はベランダのドアを開けて自由に外出させていたのです。
田舎なので夜間はほとんど車も通らず交通事故の心配もありませんし、いつも30分くらいで戻ってきましたので。
もしかしたらその外出の際に雑草でも食べて、外で吐いていたのかもしれません。
今住んでいる部屋は3階なので、ベランダからの転落が心配でベランダには出しません。
また玄関からも、猫が迷わずに戻って来られるか不安なため出さないようにしています。
猫が平面上の方向感覚を持ち合わせていることは経験上分かっているのですが、階層の感覚が備わっているのかどうかは不明で、もし猫が別の階に移動してしまった時に、3階の自分の部屋まで戻って来れるのかどうか分からないからです。
加えてピヨピヨは非常に美しく、誘拐の危険もあるため、夜間も多少の人通りのあるこの町では外出させられないのです。
それにしても、胃の中にこんなに毛が溜まってしまうのは猫の健康上良くないのではないでしょうか?
さほど毛の長くない猫ですが、今の時期は毛が大量に抜けるため困ったものです。
また私に似て極度のきれい好きのため、毛づくろいには大変な念の入れようなのです(誰に見せるわけでもあるまいに)。
毛玉をフンと一緒に排泄させる成分を含んだエサもあるみたいですので、よく調べて試してみようとも思います。
そういえばキャットフードのパッケージにそのような効能を謳っているものを見た記憶がありました(今までの不注意、不勉強を反省)。
また今後は時々モヤシを食べさせて毛玉を吐かせようと思います。
さて、今まではろくにブラッシングをしたこともありませんでしたが、今夜はピヨピヨ用に買ってきたブラシで、毛づくろいの手伝いでもしましょうかね。