荒川光のブログ

Hikaru Arakawa's blog

禁酒に挑んでいるあなたにこれだけは伝えたい! 挫折しないために私が心掛けていること

意気揚々と禁酒を始めるも、1日で断念してしまう人。

3日でギブアップする人。

1週間で崩れ去る人。

あるいは1ヵ月で、3か月で、半年で・・・。

といろんな人がいると思います。

 

 

どれだけの期間禁酒を続けられたかにかかわらず、どこかの時点で、何かがキッカケになって、せっかく積み上げてきた「飲酒しない」という素晴らしい習慣を放棄してしまうことがあります。

まったく勿体ない話です。

 

今日私があなたに伝えたいことは、そのキッカケとなる「何か」を警戒して遠ざけましょうということではありません。

 

そうではなく、禁酒中に禁を破ってお酒を飲んでしまうことがあったとしても、そこで「もうダメだ」と禁酒をあきらめてしまわないようにしましょう。禁を破ったことなどなかったかのように平気な顔をして、次の日からまた禁酒を続けましょうということを言いたいのです。

 

と言うのは潔癖で完璧主義な人ほど、一度でもつまづいてしまうとそこで全てを投げ出してしまうことがあるからです。

 

誰だってたまには誘惑に負ける日もあります。付き合いでお酒を断れない場合だってあるでしょう。

そんな時にしばしば人は、自己嫌悪に打ちのめされ、自暴自棄になってしまいます。

「あーぁ、飲んじゃった。せっかく禁酒を続けてきたのに今までの努力が水の泡だ。元の木阿弥だ。やっぱりダメか俺は。本当にダメな人間だな俺は」

こんな風に自分を責めてしまうのです。真面目な人ほどそういうところがあると思います。

 

実はこんなことを言っている私自身が、まさにそういうタイプなのです。

例えば筋トレを始めようとか、英語の勉強を時間を決めて少しずつやってみようとか、もっと難易度の低いことで言えば、新聞を毎日読もうとか、すべてに当てはまるのですが、習慣になる前に一回でもつまづくともう嫌になって投げ出してしまうのです。

 

部屋の掃除もそうで、片付ける、掃除するとなると一日がかりになったとしても全部キッチリとやらないと気が済まないのです。

そうすると当然その日はきれいになり達成感もあるのですが、普段からほどほどにきれいにしておくということができません。

80点でいいのでいつもざっと小綺麗にしておくということができないのです。

 

しかし私ははっきりと自覚していますが、これはまったくもって現代の社会生活に不適合な性格です。

大昔の人のように、何か一つのことをゆっくりと時間をかけて成し遂げるような余裕は現代にはありません。あれもこれもしなければならないのです。

 

 

ちょっと私事の話が続いて恐縮ですが、私はテレビだってほとんどつけることがありません。

なぜかというと初めから終わりまでしっかりと見る時間がないからです。

ニュース番組のようなものでさえ、一部を見逃すことが気持ち悪くて嫌なのです。

でもニュースなんか普通は何かしながら見るものではないでしょうか?

朝の出勤の準備をしながらだとか、料理を作りながらだとか、食事しながらだとか、途切れ途切れに見て、興味のある話題だったらちょっと手を止めて見てみるというのが一般的なテレビの見方なのではないでしょうか?

 

でも私はそれをしないため、膨大な量の情報を取り逃がしているのです。

テレビなんてつけっぱなしにしておいて、適当に見聞きしておいても大体のことが分かります。

そんな情報の断片でも積もれば大きな山になり、仕事や実生活の上で役立つものになるはずなのです。

私は自分のこんな性格のせいで、ずいぶん損をしていると思っています。

 

ですので私が最近心掛けているのは「一生懸命にテキトーにやる」ことです。

オールオアナッシングなんていう考えでは、オールを取れればいいですが、オールでなければすべてナッシングになってしまうのです。

テキトーにやっておけば6割くらい手に入れられたかもしれないのに、10割以外認めないという姿勢ではいつも0なのです。

 

禁酒の話に戻りますが、私も現在禁酒を続けている身です(「禁酒」のカテゴリーでいくつか記事を書いていますので、ぜひ御覧ください)。

 

www.arakawahikaru.com

 

私は今この記事を書いている時点では禁酒を始めて5ヵ月になりますが、その間に飲んだ日だって結構あります。

しかし禁酒に失敗したとは思っていませんし、成功していると思っています。

禁酒ができているというのは一滴も飲まないでい続けるということではなく、たまに飲む日があったとしても、そこで崩れ去ることなく自分を立て直して生きていけるということではないでしょうか?

 

昨今の風潮は「頑張りすぎない」「負けたっていい」「自分を褒めてあげる」「自分へのご褒美」などなど、自分を甘やかせることに寛容になってきています。

しかし誤解されないようにここは強調しておきますが、私が目指しているのはそんな流れとは違います。

どこかで頑張らない人は、結局自分の望むもの、望む状態を手に入れられないのではないでしょうか?

私は自分を褒めてあげるなんて、そんな気持ちの悪いことはしたこともありませんし、褒められる自分ではありません。

毎日が自己嫌悪との戦いで、その戦いに勝ったり負けたりしながら生きているのです。

 

しかし先にも述べたように、一度や二度禁酒期間が途切れたからと言って敗北宣言をする必要はないのです。

鉄のような強さを目指すのではなく、竹のように柔らかくしなりながら、しかし折れない人生を目指そうと思っています。

三日坊主も百回続ければ一年になると言ったのは誰でしたでしょうか? どこかで読んだか聞いたかしたのですが、私は結構気に入っている言葉です。

 

そんなわけで、愛すべき禁酒同好会のみなさん、これからもお互いに頑張っていきましょう。

 

何だか今日は上から目線で説教くさいことを語ってしまって済みませんでした。

気に障った人、許してください。なんせ、ちょっと飲んでますのでね。へっへっへ。

 

注)病院での治療が必要になるようなアルコール依存症の場合には上記の内容はあてはまらないかもしれません。必ず医者の指示に従ってください。