最近ネットや雑誌などで「さりげなく車道側を歩いてくれる男性が好き」などという意見を見かけます。もちろんこの意見を述べているのは女性です。
えっ、そういうものなの? と私はかなり驚きました。
この歳になるまでそんな話を聞いたことがありませんでしたし、意識したこともありませんでした。
これは「マナー」あるいはそれに準ずるものという理解でいいのでしょうか?
ビジネスマナーの講習なら受けたことがあります。
タクシーに乗る場合の席次やエレベーターの乗り降りの仕方、テーブルにつく際の上座や下座の判断の仕方などを教わりました。
しかし女性と町を歩く時に男性が車道側を歩くべきなどという話はとんと聞いたことがありません。
ドアを自分が開けて女性を先に通すということは私もしばしばやります。レディファーストっていうやつですね。そしてそんな行為にキュンとするという女性もいるそうです。
この「キュン」という言葉自体が馬鹿っぽいのに加えて、こんなことでキュンとするという女も馬鹿っぽいですね。
欧米ではこんな行為は当たり前なのだそうです。それゆえそんなことにいちいちキュンとくるなんていう女もいないでしょう。
では男が車道側を歩くべきだというのは、これは日本独自の文化なのでしょうか? それとも輸入品でしょうか?
今後は洋画や海外ドラマを観るときには男女がどのように歩いているのかにも注意してみようと思います。
男が車道側を歩くことが推奨されるのはなぜか?
私の推測では以下の5点です。
1 車道を走っている車がハンドル操作を誤って歩道に乗り上げてきたときに、女性の死亡リスクを男性のそれよりも下げるため(男は命をかけて女を守るべき)。
2 雨の日に車が水しぶきを跳ね散らかしたときに、男性が盾となって女性を水からかばう(男たるもの体を張って女を守るべき)。
3 通りすがりの原付などによるひったくりから女性を遠ざける(男はたいした荷物など持っていない、だいたい手ブラ)。
4 通りすがりの車の窓から女性がナンパされたりしないように、男性が間に入ってナンパ者を睨み返す(男が女からナンパされるいわゆる「逆ナン」の可能性は低いのです)。
5 女性が車に連れ込まれるなどの誘拐の防止(繰り返しになりますが男は女を守るのが仕事です)。
こんなところでしょうか?
いやそうじゃないよ、本当はこういう理由だよ、などの情報をお持ちの方がいらっしゃったならぜひ教えていただきたいです。
さあ、私たち男性は率先して車道側を歩いて、飛んできた車や水しぶきやひったくりやナンパや誘拐犯から女性を守ろうではありませんか!
まぁ私は女性と歩く機会など滅多にないので、猫の散歩をする時に猫様を守るための心掛けとして覚えておきましょうかね。
あっ、オレ猫の散歩なんてしたことねーや。