荒川光のブログ

Hikaru Arakawa's blog

「愛猫」を「アイビョウ」と発音することを知ってビックリした!

猫 白黒

「愛猫」

これ、なんて読むかご存じですか?

恥ずかしながら、私はずっと「あいねこ」って読むものだと思っていました。

 

ただそう確信していたわけではなく、ひょっとしたら「あいびょう」かもなっていう疑念もあり、人前ではその言葉は使わずにいたのです。

 

文章に書く時には発音を気にする必要がないので「愛猫」と表記していましたが、自分の心の中での発音は「あいねこ」だったのです。

 

 

正式な読み方をちゃんと調べなければという気持ちはずっとあったのですが、調べないまま放置して今まで生きてきました。

 

その私が最近になって、重い腰を上げてようやく調べてみたところ、ガッカリしたことに「あいびょう」が正しいことが判明したのです。

「あいねこ」であってくれという私の願いはかないませんでした。

 

なぜガッカリしたのか?

ただの読み方なのだから別にガッカリする必要などないのかもしれません。

しかし私はかなり落胆して肩を落としました。

 

「あいねこ」の方が良かったのに!

「びょう」という音読みは猫という愛らしい生き物にどうしてもそぐわない気がするのです。

「びょう」というよりも「ビョウ」とカタカナで表記するのが似つかわしいこの発音からは、「秒」「病」「鋲」など、なんだか交感神経を過剰に刺激するものばかりがイメージされます。

 

「愛犬」は「アイケン」で良いと思います。

「愛妻」も「アイサイ」で良い。

「愛車」=「アイシャ」

「愛人」=「アイジン」

「愛国」=「アイコク」

特に異論はありません。

 

しかし「愛猫」=「アイビョウ」は私には使えないなという気がします。

 

ただ慣れていないだけでしょうか? 使い慣れてくればだんだんと違和感もなくなってくるのでしょうか?

 

「愛娘」は「まなむすめ」と言いますし「愛弟子」は「まなでし」と読みます。

それに倣えば「まなねこ」っていう読み方も良いのではないかという気もするのですが。

 

日常生活において、口語で「アイビョウ」と表現されるのを聞いたことがありません。

「昨日アイケンを散歩させていたときに~」などという会話はあるかもしれませんが、「あなたのアイビョウにはどんなエサをやってるの?」なんていう会話はないでしょう?

 

私にとって「アイビョウ」は「アイパソコン」と同じくらい精神的拒絶反応を起こさせる言葉ですが、こればかりはどうすることもできません。

 

どこかの偉い国語学者がこの読み方に決めたのか、もしくは平安時代から使われてきた言葉なのか、「アイビョウ」の歴史を私は知りませんが、これが正しいというのならばそれに従うしかないでしょう。

 

これからしばらくは、ウチの愛猫ピヨピヨ(仮名)を撫でながら「アイビョウ」「アイビョウ」と繰り返し唱えて、慣れていくのを待つしかないでしょう。

 

将来私の家にも人工知能搭載ロボットが来たときに、「私のアイロボットが」なんてすんなり言えるための練習も兼ねてね。

 

なんてね。