荒川光のブログ

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「そんな気持ちは1ミリもない」というような表現が腹立たしい

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嫌な言葉づかいって世の中にとても多いですね。

タイトルに記したものもその1つ。

「そんな気持ちは1ミリもない」なんて言い方をするおかしな人がいるんですよ。

反吐が出そうですね。えっ、出ないって? あなた、胃がご丈夫で良かった。

 

「そんな考えは1ミリもない」

「そんな意図は1ミリもない」

「そんな理由は1ミリもない」

「1ミリも共感しない」

「1ミリも妥協しない」

「1ミリも・・・」

 

まったく頭がおかしくなりそうです。

こんなクソみたいな(あっごめんなさい)表現をいったいどこのどいつがし始めたんでしょう?

 

庶民の会話から出たものなのか、テレビやラジオに出ている人間の口から吐かれたのか、ネット上で誰かがつぶやいたものなのかは分かりませんが、最初に使った人が必ずいるはずなのです。

そしてそれを「洒落ている」などと感じる連中がいて、自分でも嬉しがって使ってみる。

それを聞いた別の輩が「面白い表現だなぁ」と感心してまた使う。

こうやって、止めることのできないドミノ倒しのように日本の津津浦浦にまで浸透していくのです。

 

こういう言葉づかいを耳にした時に「嫌だな」「気持ち悪いな」「ムカムカするな」と感じないのでしょうかね。 

 

夏目漱石全集と紫式部と古今和歌集の全ページを読んで、こんな表現があるかどうか調べてみればいい(あったらどうしよう?)。

村上春樹にはあっても不思議じゃないけどね(って、嫌味だなオレは)。 

 

猫も杓子も1ミリ1ミリって一体何なんでしょうか。

知らない人のために教えておいてあげますが「mm」っていうのは長さの単位なんですよ。

それを長さでははかり得ないものに対して使って、「気が利いてる」なんて勘違いしている。

 

中にはこんな屁理屈を言う人もいるのでしょうか?

「ミリ」とは言うけれど「mm(ミリメートル)」だとは誰も言ってないぞ。「mg(ミリグラム)」のミリなのかもしれないし「ml(ミリリットル)」のミリっていう可能性だってあるじゃないかと。

ミリっていうのは1000分の1であることを表しているだけなんだと。

 

しかしみんなが口を揃えて「1ミリもない」「1ミリもない」と言っている「ミリ」とは「mm(ミリメートル)」のことに違いありません。

「ミリ」と聞いたときに「ミリグラム」を想起するのはタバコのニコチン量においてくらいのものです。

天気予報の降水量だって1ミリとか20ミリなどと表現されますが、これを1ミリ(グラム)の雨とか20ミリ(リットル)の雨などと受け取る人はいないのです。

ましてや「ミリ秒」や「ミリアンペア」のつもりで「1ミリもない」なんて誰も言いやしません。

「1ミリ」と言えば「1mm(ミリメートル)」のことに決まってます。

 

身長をはかるために体温計を脇の下へ入れてみたり、体重をはかろうとしてストップウォッチのボタンを操作している人に対して、私たちはその誤りを指摘するでしょう。

それと同様に、気持ちをモノサシではかろうとする愚も、私は指摘したいのです。

  

毎日毎日、ネットを開けば1ミリ1ミリ。テレビをつければ1ミリ1ミリ。

まるで申し合わせたかのように、寄ってたかって人を不愉快にさせやがる。

俗語ハラスメントだとかスラングハラスメントとしてどこかに訴えることはできないものでしょうか?

 

「そんな気持ちは1ミリもない」なんて恥ずかしい言葉づかいはやめろ。

犬が1個とかリンゴが1羽っていうのと同じくらい馬鹿げてるってことに気付け。

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