荒川光のブログ

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猫の毛色と性格には関連があるの? 少しあるような気もするよ!

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最近ネットで「猫の毛色と性格には関連がある」という記事を目にしました。

実は私もそのことについて考えていたことがあったため、その記事を興味深く読みました。

また調べてみると、猫の毛色と性格との関連について書かれた記事が他にもたくさん出てきました。

 

 

それらを読んでみたところ、私の持論からは賛同しかねる見解がいくつも見受けられました。

そこで私の考えはこうだという意見を述べたく、この記事を書くことになったわけです。

 

私は現在、仕事で150匹近い猫を世話しています。また自宅では白黒の猫を10年近く飼っており、猫に関しては一家言があるのです。

 

読んだ記事の中で、私の経験に照らして最も違うなと感じたのは、白い猫は警戒心が強いというものです。

その記事では理由として、白色は自然界では目立つ色であるため外敵に襲われるリスクが高く、それゆえ警戒心の強い猫が多いと述べられていました。

 

白猫が外敵に襲われるリスクが高いということは言えるのかもしれませんが、そのことから白猫の警戒心が強いというにはかなりの論理の飛躍が必要ではないか?

 

①猫自身が自分の白い毛を見て、「この山の中でこの白は目立つなぁ、気をつけなきゃなぁ。襲われちゃうなぁ」と思って警戒心が強くなった。

 

②茶色やキジや黒の猫は月に3回外敵に襲われそうになる経験をするところを、白猫は10回そのような経験をするため、他の色の猫に比べて警戒心が強くなった。

 

③白くて警戒心の弱い猫と、白くて警戒心の強い猫がいれば、前者は襲われて命を落とす率が高く、子孫を残す率も低かった。そのような淘汰を経た今日、白い毛で、かつ警戒心の強い猫が生き残った。

 

以上のような理由から白猫は警戒心が強いとでも言うのでしょうか?

 

 

私は自分の経験から、上記とは正反対の考えを持っています。

白い猫は警戒心が強くない。人間になつきやすい。

 

私が世話している猫の中には元々野良猫だったものも少なくありません。

そんな野良猫を罠を仕掛けて捕獲し、避妊手術を施したのち、施設内で飼育しているのです。

 

ところで野良猫というのは人間に対してなかなか警戒心を解こうとはしません。

普通は野良猫を手で触ることすら不可能です。

例えば近所の野良猫に餌付けをして、何か月もかけて少しずつ距離を縮めていくことができたとしても、いざその猫に触ろう、手で捕まえようとしたところでたやすくはいきません。

いくら自分の飼い猫のように近くまできて餌を食べることが日課になったとしても、その猫を触ったり撫でたりしようとしても、パッと逃げてしまうものです。

 

捕獲器を用いて捕まえた野良猫を施設内のケージに移したときの猫の様子を想像できるでしょうか?

すごい形相で「シャーッ」と威嚇し、こちらがうっかり手を近づけようものならアッと思う間もなく猫パンチで手の皮膚を引き裂かれます。

小さなトラかと思うほどの荒れようで、手がつけられません。

当たり前ですが、野良猫にとってケージの柵越しにこんなに至近距離で人間と接するというのは想像を絶するほどの恐怖なのです。

野良猫にとって、人間との間に保つべきパーソナルスペースはもっと広いのです。

 

そんな野良猫たちですが、月日が経つにつれ、少しずつ人間に慣れてきます。

シャーシャー言う頻度が減ってきたり、触ろうとしてもパンチはしてこなくなったり、手を近づけると逃げるけれども恐怖に駆られて一目散にという感じではなくなってくる。

そして数か月、半年、1年と時の経過とともに人間に慣れてきて、中には甘えてきたり、背中を撫でるとコロンと横になってお腹まで撫でさせてくれる猫も出てきます。

そんな猫たちをたくさん見てきていますが、人間に慣れてくる順番というか、慣れるまでに要する時間と猫の毛色との関連に私は注目しています。

 

そして結論をいいますと、白い猫が最も早く人間への警戒心を解くように思います。

 

白猫の次に馴染みやすいのは茶トラ。次が三毛、次がキジトラやサバトラ。一番なつきにくいのは黒です。

 

しかし私が読んだネットの記事では黒猫は警戒心が強くはなく、人懐っこいとのことでした。

私は黒猫もたくさん世話していますが、ほとんどすべての黒猫が強い警戒心を持っています。

野良出身の黒猫だけでなく、以前は家で飼われていたけれども飼い主の事情で手放すことになり当施設へやってきたという黒猫もたくさんいます。しかしみな同様に警戒心が強く、攻撃的です。

まだ子供のかわいらしい黒猫でも同じです。

黒猫は警戒心が強く、人間になつきにくいと私は思います。

 

そんなわけで私の独断と偏見による、猫の毛色と性格の分類はこんな感じになります。

 

白猫は柔和、甘えん坊、警戒心が弱い、人になつきやすい

黒猫は狂暴、攻撃的、甘えない、警戒心が強い、人に慣れにくい

白黒猫は白猫と黒猫の中間の性質で、白と黒の面積比がそのまま白猫と黒猫の特徴の割合と重なる

茶は温和、白猫の次に人になつきやすい

キジは臆病、警戒心が強い、人に慣れるのに時間がかかる

サバはキジの特徴を薄くした感じ

キジもサバもお腹が白い猫は柔和さが増して、白猫の特徴に近づく

三毛猫は警戒心は強くない、人には慣れるが人懐っこいという感じではない、あまり甘えてこない

サビ猫は穏やか、おとなしい、感情の起伏が少なく何を考えているのか分からない、あまり人間を相手にしない

 

例外の個体もありますが、上記の特徴が当てはまる猫が多いように私には見受けられます。

 

他の記事を見ると、猫の特徴としてマイペースだとかプライドが高い、わがまま、おっちょこちょい、などと書かれているものもありますが、一体猫のどこを見てマイペースだと感じるのか、どんな行動からプライドが高いと思えるのか私には分かりません。

ある猫とある猫を比べたときに、どちらがプライドが高いのかをどうやって区別するのでしょう?

床に落としたマグロの刺身をやっても食べるのがプライドの低い猫で、たとえお腹がすいていてもその刺身に“NO”を貫くのがプライドの高い猫なのでしょうか。

 

いくつかのネット記事を見てみましたが、みんなだいたい同じような内容になっています。

これはそれらの記事のソースが同じであるためか、もしくは同じ記事をリライトして、少し体裁を変えただけで別の記事として流通させている商業用の記事のためではないかと思われます。

 

白猫が警戒心が強いだなんて、黒猫が人になつきやすくて甘えん坊だなんて、私の経験とは真逆の見解が述べられていたので、こんな記事を書いてみました。

 

もっとも私の経験とは言うもののサンプルは十分ではありませんし、科学的な方法で猫を比較したわけでもありません。

たんなる私個人の印象に過ぎないと言われれば「まさにその通り」としか言いようがありません。

 

人間の血液型と性格との関連が特に日本では信じられているようですが、どこまで信憑性があるのか分かりません。

猫の場合もそれと同じようなものではないでしょうか?

 

 

 

甘噛みする猫

 

甘噛みをしてくる猫がいます。

甘噛みとは何かというと、怒りや恐怖のために相手を攻撃する目的で噛むのではなく、優しく噛んでくる噛み方です。

一つの愛情表現なのか、かまって欲しい、遊んで欲しいという気持ちからなのかは分かりませんが、ゆるく噛んでくることがあるのです。

 

そんな甘噛みですが、猫の毛色によってその強さに違いがあることに私は気付いています。

これもあくまで経験上での話になりますが、白猫はとてもソフトに噛みます。

黒猫は痛いほど強く、時には出血するほど強い力で噛んでくることがあります。

白黒の猫はその中間くらいの強さですが、黒い部分の割合が多くなるほど噛む力が強い傾向があると思います。

キジやサバや茶はあまり甘噛みということをしてこないようにも思います。

 

 

それにしても、人間に対しては肌や目や髪の色で性格を論じるなんてもっての外の暴挙、というか犯罪に類する行為でもあるのに、猫は毛色で判断して良いのか?

 

猫の毛色と性格との関連は、それが科学的に正しいかどうかももちろんですが、猫の差別につながらないような配慮も大切ですね。

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