荒川光のブログ

Hikaru Arakawa's blog

アボカドにとってつらい冬がやってくる。ベランダから室内へ引っ越しだ

アボカド アボカドの木

風呂場でシャワーを浴びてきれいになったアボカド

 

アボカドは南国の植物なので日本の冬は苦手です(沖縄なら大丈夫そうですけどね)。

私の住んでいる地域では冬には最低気温が-5度を下回る日もあります。

 

ですのでうちのアボカドは春夏秋はベランダで過ごすのですが、毎年11月頃には室内へ取り込みます。

 

今日はその引っ越しをおこなったので記事にしてみました。

 

 

 

アボカドは種から発芽させて4年になります。

今では高さ2mにまで成長しました。

 

どうして風呂場で写真を撮ったのかと疑問に思われますか?

シャワーで木を洗いたかったからです。

 

ベランダで育てている間は1度も葉に水を掛けていなかったのです。

辺りが水浸しになるし、下の階のベランダに水が落ちて階下の住人に迷惑をかける懸念もあったからです。

ジョウロで鉢の中に水をやるのみでした。

雨も当たらないので葉にはホコリが溜まって白っぽくなっています。

小さなクモが葉の裏に蜘蛛の巣を作ってしまいました。

何かの虫の卵だかフンだか羽だか抜け殻だか死骸だかもくっついでいます。

 

自然のなかで生きている樹木であれば当然のことで、さまざまな虫や小動物が樹木と共生しているのです。

でもアパートの3階のベランダで、鉢植えという不自然な環境でもこんなふうになってしまうのですね。

 

わがアボカドがそれだけ頼りにされているという証のように思えて嬉しいです。

 

しかしながら木を部屋の中に入れるとなれば汚れを落としてからにしたいものです。

そんなにきれいな部屋でもないんですけどね。

まっ、そんなわけでシャワーで身を清めてもらったというわけです。

 

アボカドの枝

アボカドの枝

 

これから来年の春までの5ヵ月間ほどを室内で過ごすことになります。

 

今指を折りながら月数を数えてみて思ったのですが、5ヵ月って長いですよね。

1年の半分近いんですから。

 

 

 

夏が終わるとアボカドはその成長をピタリと止めてしまいます。

そして次の夏が始まると成長の続きを再開させるのです。

そのサイクルが4年間の栽培経験から分かってきました。

 

そこで心配されるのが来年の夏にどれだけ成長するかなのです。

大きくなってくれるのは嬉しいのですが、さすがにこれ以上大きくなると頭がベランダの天井につかえるかもしれません。

鉢ももっと大型のものに替えなければならず、重量も増え、移動が難しくなるでしょう。

 

みなさんはどのようにしていらっしゃるのでしょうか?

ちゃんと調べたわけではないのですが、ちょっと耳にした情報によると木のてっぺんの部分(樹頭と呼ぶそうです)を切ってしまって今以上に伸びないようにする方法があるのだとか。

 

 

アボカドの木

アボカドの樹頭

 

うーん、それも1つの方法だし、いずれはそうしなければならない時がくるのかもしれないのですが、何だか可哀そうですね。

それは最後の手段で、できるだけ後に引き延ばしたいという気持ちです。

 

上には伸びなくなっても横に大きくなるとか、幹が太くたくましくなるとかそんな成長の仕方を見守るのもいいのかもしれないという気もしますが。

 

来年の夏の成長度合いを見て決めるつもりでいます。

 

困ったな。また悩み事が増えちゃった。

 

うちには猫がいます。

その猫が木を引っ搔いたり葉っぱをかじったり土をほじくったりしないかも気掛かりな点です。

 

白黒猫 イスの上で眠る猫

愛猫ピヨピヨ(仮名)

 

去年までは大丈夫でした。

今年も大丈夫であってくれ!

 

そうそう、アボカドの弟分のレモンも一緒に室内に入れましたよ。

同じくシャワーできれいになりました。

 

レモンの木

レモンの木

 

みんな、頑張って冬を乗り越えようね!

 

 

 

見て見て! ベランダで育てている植物たちのうちの7つをご紹介

目次

 

アボカド



アボカド 植物 ベランダガーデニング

アボカド(2歳と7ヵ月)太陽が大好き。水もよく飲む。

トップバッターはアボカド。

 

私と同じで冬が苦手な彼は、最近までずっと室内で寒さをしのいできました。

ようやく待ちに待った春。

ベランダで日光浴ができるようになりました。

 

 

 

食べたアボカドの種が芽を出し

3度の冬を越え

ここまで成長しました。

 

もっと大きく、大木に育ってちょうだいね!

 

レースのカーテンのところに写っている何かの顔のようなものは、私の愛猫ピヨピヨ(仮名)です。

心霊写真ではありませんのでご安心ください。

 

 

このアボカドが発芽した時の喜びの記事も、ぜひご覧ください。

www.arakawahikaru.com

レモン

レモン 植物 ベランダガーデニング

ツヤツヤの鮮やかなグリーンが目の保養に

これもまたトロピカルな雰囲気ですね。

きれいでしょう?

 

何の植物かお分かりになりますか? 

レモン(だと思って育てています)です。

 

レモンを食べた後の種を蒔いたら芽が出てきたので、当然レモンだと思って育ててきました。

でもこの記事を作成するにあたって、ちょっとネットに出ているレモンの写真を見てみたところ、なんだか違うような気がしなくもないのです。

 

ネットの写真のレモンは、葉先がもっととがっているように見えます。

私のレモンは葉先が円い。

 

品種によって多少違いがあるのでしょうか?

それとも蒔いたレモンの種が発芽したのではなく、その土の中にあった別の種が芽を出したのでしょうか?

何せ芽が出ようが出るまいが、いろんな種を蒔いた土を使い回していますので。

 

レモンの実がなればレモンだし、バナナの実がつけばバナナでしょうから、実がなるまで待つとしましょうかね。

聖書にも「実によって木を知る」の言葉がありますし。

(注)聖書の言葉の本来の意味とはちょっと違います。

レモンの種 種 種子

レモンの種たち

スティパ ”エンジェルヘアー”

スティパ エンジェルヘアー イネ科 グラス

スティパ ”エンジェルヘアー”

これもお気に入りの植物です。

スティパ ”エンジェルヘアー”

 

冬の間に葉が茶色くなってしまいましたが、夏には濃い緑色になります。

なるはずです。

 

鉢植えもいいのですが、スティパは地植えの方が断然映えると思います。

庭付きの家に住んでいる方は植えてみてはいかがでしょうか。

庭の印象が変わると思いますよ。

 

とても丈夫で、放っておいても枯れる心配はまずないです。

これを枯らしちゃうような人は、雑草を育てたって枯らしちゃうでしょうよ。

 

小さな種があちこちに飛んで、こぼれ種から増えていくのも楽しいところ。

スティパ エンジェルヘアー イネ科 グラス

こぼれ種から育ったスティパの子供

近くに置いてあった鉢に種が飛んで、そこで芽を出しました。

ローズマリー

ローズマリー 花 ガーデニング ハーブ

花をつけたローズマリー

ローズマリー。

2月頃から蕾が膨らみ始め、最近花が咲きました。

 

一番好きな香りは何かと訊かれたなら、迷うことなく「ローズマリー」と即答できます。 

それなのに、一体どうしたことでしょう?

このローズマリーから香りが無くなってしまいました。

 

 

 

以前は指で葉をちょっとつまんだだけで指先に良い香りが移ったものでした。

しかしこの1年くらい、葉を指ですりつぶしても香りが出てきません。

 

育て方に何か問題があるのでしょうか?

ローズマリーのエッセンシャルオイルを購入した頃から香りが無くなったようにも思うのですが、もしかしたらウチの子、ヤキモチを妬いてすねてるのかな?

クリスマスローズ

クリスマスローズ ガーデニング

クリスマスローズと勝手に生えてきた雑草の花

こちらはクリスマスローズという植物です。

クリスマスの頃に花が咲くということでこの名前が付けられたそうです。

冬に花が咲くなんて珍しいですよね。

 

このクリスマスローズは一昨年の冬には花が咲いたのですが、去年は咲いてくれませんでした。

これも私の育て方に原因があるのだろうと思います。

 

クリスマスローズについてはまったくの勉強不足です。

知識もほとんどないままただ水をやっているだけ。

適切な土質や肥料や日照条件なども知らないで育てているのです。

本当にひどい飼い主、いや育て主ですね。

 

次の冬には咲いてもらえるように、良い環境を整えていこうと思います。

 

写真をご覧いただくと、濃い緑の葉と薄い緑の葉があるのがお分かりでしょうか。

薄い緑の葉は、今年新たに成長してきた若い葉なのです。

 

右側にぴょんと飛び出すように生えている、違う種類の植物。

これは雑草です。

花も咲いてるし、そのままにしています。

「雑草もベランダの賑わい」ですよ。

ワイヤープランツ

ワイヤープランツ ガーデニング 植物

ワイヤープランツ

ワイヤープランツです。

葉が茶色くなってしまいました。

水不足なんです。

ワイヤープランツは乾燥に弱く、水やりの間隔が空きすぎると葉が枯れてきます。

 

でも結構丈夫な植物で、水をやればまた元気を取り戻してくれます。

一度枯れそうになるともう復活しない植物もありますが、ワイヤープランツは大丈夫です。

 

以前に直径2mくらいの円を描くように花壇いっぱいに広がっていたワイヤープランツを見たことがあります。

そんなに大きくなるものなんですね。

 

写真のワイヤープランツは水不足のために葉に元気がなく、重力に負けてペチャンとしていますが、力を取り戻したワイヤープランツは違います。

枝がグッと隆起して上向きに持ち上がり、さながらバンザイをしたような印象になります。

食器の皿を上に載せても支えられそうな、まさにワイヤーのような力強い枝ぶりを見せてくれます。

 

育てやすい植物なので、これからガーデニングを始めようという方にも最適ですよ。

部屋の中でも育てられます。

オリーブ

オリーブ 木 植物 ガーデニング

オリーブの木

最後にご紹介するのはオリーブです。

撮影前に葉を洗って綺麗に見えるようにしておけば良かったな。

 

エアコンの室外機のそばに置いていたせいか、ホコリをかぶって葉が白っぽくなっているんです(拡大禁止)。

 

このオリーブはなぜか斜め45度の方向に成長していってるんです。

まっすぐ上に向かって伸びていってほしいのに。

 

よその家の庭や花壇などでオリーブの木を目にするたびに、その生え方というか伸び方に注目しているのですが、未だかつてこんなに斜めに伸びている木を見たことがありません。

 

今度植え替えをするときに木を垂直に立てた状態で固定すれば、そのまま上向きに伸びていってくれるのでしょうか?

それとも犬が飼い主に似てくるように、こいつも私に似て、斜に構えないではいられないのか?

 

 

お楽しみいただけましたでしょうか?

今日は私がベランダで育てている植物たちをご紹介しました。

 

 

こぼれ種が発芽した。何に育つのか楽しみな春のベランダガーデニング

ガーデニングをしている人にとって、春は一番楽しい季節なのではないでしょうか?

私もアパートのベランダで、プランターや植木鉢を使って細々とガーデニングをやっているのですが、この季節はベランダの様子を見に行くのが本当に楽しみです。

 

 

毎日、植物たちに何かしらの変化があり、驚かされます。

昨日はまだ小さな蕾だったのに、今日はもう花が咲いていたなんてこともあり、春の光を浴びて成長する速度はこちらの想像を超えて早いのです。

 

さて、そんなベランダガーデニングなのですが、この季節に特有の楽しみとして「こぼれ種の発芽」があります。

こぼれ種とは何かと言いますと、人が意図して蒔いた種ではなく、前の年に育てていた植物から知らぬ間に土にこぼれ落ちたような種のことです。

 

秋に実った種を収穫し、枯れた葉はきれいに取り除くなどの手入れをする人もいるのでしょうが、元来ずぼらな私はそのまま放置していることが多いのです。

そうすると土にこぼれ落ちた種はそのまま冬を越し、春になって思わぬ時に思わぬところから芽を出すことがあるのです。

 

今年の春にもそんなことがありました。

羽衣ジャスミンの鉢から何かの芽が出て伸びてきたのです。

「雑草かな?」と思いましたがそのままにしておきました。たとえ雑草だったとしてもよほど邪魔でなければそのまま育てるたちなのです。

「来る者は拒まず」の精神です。

枯れ木も山の賑わい、雑草もベランダの賑わいってなもんです。

せっかくどこかから種が飛んできて、3階のベランダの土の上に着地したのですから、育ってもらいましょう。

 

そんなわけで羽衣ジャスミンと一緒にその芽にも水をやっていたところ、ある日「ハッ」と気づきました。

「これはストロベリーキャンドルではないか!」

 

私は昨年、ストロベリーキャンドルを羽衣ジャスミンの鉢から50cmほど離れたところで育てていたのでした。その種が風で飛んで、羽衣ジャスミンの鉢に落ちたらしいのです。

 

ストロベリーキャンドルは別名ストロベリートーチとも呼ばれる「赤い猫じゃらし」って感じの植物です。

ストロベリーキャンドル ストロベリートーチ

昨年育てていたストロベリーキャンドル

そのストロベリーキャンドルは苗で買ってきたものを育てたのでした。ですので発芽したときの芽や幼い葉を見たことがありません。だからそれがストロベリーキャンドルだと気づかなかったのです。

 

種を買ってきて、蒔いて、発芽させようと世話をしても芽が出ないことだってあります。

その反対に、その気もないのに土に水をかけていたらこぼれ種から芽が出ることもある。

 

ストロベリーキャンドルはすくすくと成長し、あっという間に赤い花を咲かせ、羽衣ジャスミンとの不思議な寄せ植えが完成しました。

この2種類が1つの鉢に共存するなんて、ありえないツーショットです。

羽衣ジャスミンとストロベリーキャンドル

こぼれ種から育ったストロベリーキャンドル

とは言うものの、見てみるとそんなに違和感がない。それどころか以外と合うものです。このおふた方。

美空ひばりとシドヴィシャスの競演の方がもっと刺激的でしょう。

「モダン建築の庭に竹」とか、「ご飯と納豆に赤ワイン」くらいな感じでしょうか。

 

これからも、雑草も含めていろんな植物を育てていきたいと思います。

 

 

アボカドの種が芽を出してくれた!

アボカドが好きで、たまにスーパーで買ってきます。

抹茶色をしたクリーミーな果肉を食べるのがその第一の目的ですが、食べた後に残される、あの大きな種を見るのも楽しみなのです。

 

なんとも頼もしい、立派な種ではありませんか。ギュッと握りしめたくなりますね。

あの種を見ていて「これを植えたい」「芽を出させたい」という欲望がムラムラと湧いてこない人などいるでしょうか?

アボカド 種 

私は過去に一度土に植えてみたことがあるのですが、いくら待ってみてもうんともすんとも言わず、芽は出ませんでした。

それ以来アボカドの栽培意欲は失われていたのですが、やはり食べるたびにあの種を目にすると、どうしても植えたい気持ちが湧き上がってきます。

かくして二度目の挑戦とあいなったのでした。

 

アボカドは熱帯の植物なので、それにふさわしく植える時期も初夏を選びました。

 

ネットで調べてみるといろんな発芽のさせ方が紹介されています。

中でも「へぇー、そんな方法を考える人がいるんだ」と興味深く思ったのは、種の側面に三方向から爪楊枝(つまようじ)を刺して、水を入れたコップのフチに爪楊枝を引っ掛けて、種のお尻の部分だけが水に浸かっている状態を保つというものです。

アボカド 種 発芽

このやり方だと、芽だけでなく、根が伸びてくる様子も見られます。

 

この方法の斬新さは、種に爪楊枝を「突き刺す」という点にあります。

種は今はまだ生きてはいないかもしれませんが、死んでいるという言い方も違うという気がします。

これから命を宿して生き始める、その前段階にある物体。

 

きれいな水によって生命のスイッチを入れ、優しいまなざしで見守り、発芽を祈る。

その種に爪楊枝を「突き刺す」という恐るべき発想。

 

「そんなことをして種は大丈夫なのか?」「種は死なないのか?」「種の内部にある、これから芽や根に育っていくいわば『内臓』を傷める危険性はないのか?」

そんな諸々の心配が頭をよぎるのですが、園芸の専門家諸氏によれば問題ないとのこと。

 

ただ私は植物に「癒し」を求めているというわけではないけれども、突き刺された状態の、痛ましい姿の種を毎日見るのはなんだか精神衛生上良くない気がして、別の方法を試みました。

 

その方法とは実にオーソドックスなもので、土の中に種の下3分の1ほどを埋めておくというものです。ま、ほとんど土の上に置いてあるといってもいいくらい。

そして土を乾かさないように1日に何度か水やりをします。

 

こんな風にして私のアボカド栽培が始まりました。

ベランダで育てている他の植物たちに、アボカドの種が仲間入りを果たしたのです。

1つの鉢に2個の種を植えました。

 

 

しかしながら、1週間たっても2週間たっても芽が出る気配はありません。

やがて種を覆っている茶色い薄皮が剥がれてきて、白い裸身が現れました。まるでピーナッツの薄皮が剥けるみたいに。

ただこれは種の成長による変化と言うよりも、風化に似た現象のように私には思われました。

 

そしてもうしばらくすると、こんどは種が縦にパックリと割れてきました。

これが発芽に向けての積極的な、前向きな変化なのかどうかは分かりません。

ともかく水やりを続ける以外に、種のために私にできることはないのです。

 

1ヵ月半ほどが過ぎた頃のことです。

私は発芽の望みを半ば捨てていました。

この頃には種の様子をまじまじと観察することもなくなり、他の植物に水をやるついでに種にも水をかけているといった状態でした。

毎日疲れ切って仕事から帰って来て、薄暗いベランダの植物たちに淡々と水をやる日が続いていたのです。

 

そんなある日のこと、昼間明るいところで種をよく見てみた私は驚きました。

なんと割れた種から、爪楊枝のような細い芽がシュッと伸びているではありませんか。しかも2個の種が同時にです。 

アボカド 種 発芽

発芽したアボカドの種

アボカドが発芽するまでには時間がかかるとは聞いていましたが、まさか1ヵ月半もかかるとは。

バジルのように4〜5日で芽を出すような細かい種もありますが、種が大きくなるほど発芽までに時間が必要なのでしょうか?

 

芽を出した後のアボカドの成長は早いです。日増しに大きくなって、細い茎(というか幹)に似合わないほど大きな葉をしげらせます。

 

トロピカルな雰囲気の漂う、濃い緑の葉っぱ。

できれは地植えにして木登りできるくらいの大木に育てたいけれど、冬には雪が積もるこの土地では叶わぬ夢。

 

冬には部屋の中に入れて、春になったらまたベランダに出してを繰り返しながら、だんだん大きな鉢に植え替えていって・・・。

と想像しているうちに、いつか持ち上げられないくらい大きくなったらこのアボカドはどうなってしまうのだろうと、まだこの世に生を受けたばかりの幼い木の将来を案じてしまう心配症の私です。

 

「お前の将来の方がよっぽど心配だぞ」という気もするのですがね。

 

 

パクチー全滅 なぜ枯れちゃったの? 原因と改善策を考える

 

5月に種まきをしたパクチーがついに全滅してしまいました。

発芽して、双葉のあと本葉も出て、茎も成長してきていたのですが。

収穫を楽しみにしていたのに、こんな結果になるなんて。

 

そこで今回は、枯らしてしまった原因と今後の改善策について考えてみようと思います。

 

 

 

原因 1

発芽率が悪く、発芽した数自体が少なかった。

 

改善策 

種まきをする前に種の殻を割って一晩水に浸しておく。

 

ネットや書籍で予備知識を得ずに栽培に取り掛かった私が悪かったのですが、後々調べてみると、以下の事実が発覚しました。

 

「パクチーの種は硬い殻に覆われていて、そのままでは発芽しにくい。なので殻を割って中の種を取り出し、その種を数時間から一晩水に浸してふやかしておくと発芽しやすくなる」とのこと。

 

 

発芽する総数が多くなれば、その分生き残る株も多くなると考えられます。

次回挑戦するときには是非試してみようと思います。

 

でも野生のパクチー(そんなものがあるのかどうか知りませんが)は誰もそんなことしてくれないのに発芽して育って子孫を残していることを考えると、栽培に必須の作業というわけではなく、あくまで栽培の効率を上げるためにやった方が良いという認識で良いのではないかと思います。

 

原因 2

植え替えをしたあと根付かずに枯れてしまった。

実はこっちの方が問題なのでした!

 

改善策 

植え替えはせず、発芽した場所でずっと育てる。

 

パクチーは移植(植え替え)を嫌うということは知識としては知っていたのですが、株に影響を与えないように、根の周りの土ごと広い範囲で移動させれば問題ないだろうと考えていました。

実際そのようにしたのですが、移植後は元気がなくなり、そのまま枯れてしまうのを止めることができませんでした。

 

 

 

土の節約のために(ケチですみません)浅い土の上に種をまいて、発芽したら間引きをして、選りすぐりの株だけを深いプランターに移して育てようと考えていたのでした。

しかしパクチーがここまで引っ越し嫌いだとは知りませんでした。生まれたところで死ぬまで暮らしたいということなのですね。

次回からは、初めから深く土を盛ったプランターに種をまこうと思います。

 

あと、枯れてしまった直接の原因ではないと思うのですが、栽培中に特に気になったことは、常軌を逸した茎の弱さです。

ジョウロで優しく水をやっただけなのに、へこたれてしまう茎。ペちゃんと倒れて地面にひざまずく葉。

「何でそんなに弱っちいの?」「意地はないのか!」と思わず言ってやりたくなります。

まったく見てるこちらの心まで折れてしまいそうになるほどか弱いんですからね。

棒を立てて茎を支えた方がいいのでしょうか? 葉に水がかからないように、注射器か何かで根本にそっと水をやらなければならないのでしょうか? 

そんな方法が記載されている記事は見当たりませんでしたが、他の人はどうしているのでしょうか。

土が合っていなかったのか、肥料が足りなかったのかもしれません。酸性だとかアルカリ性だとか、植物の種類によって好む土の性質もあるそうですので、もっと勉強しようと思います。

 

まったくむずかしい植物です。抜いても抜いてもはびこる雑草がいかに強いのかが分かります。踏まれても平気ですからね、かれらは。

 

パクチーの種まき時期は3~6月と9~11月とのこと。秋になったらもう一度チャレンジしてみます。

 

パクチーの種をまいた時の記事はこちらです。

パクチー(コリアンダー)の種を蒔いたら発芽して嬉しかった! - 荒川光のブログ

 

 

 

パクチー(コリアンダー)の種を蒔いたら発芽して嬉しかった!

パクチー コリアンダー 発芽

発芽したパクチー

先日ホームセンターでパクチーの種を買ってきて蒔いてみたところ、見事に発芽したので嬉しくなってこの記事を書いています。

 

種を蒔けば芽が出るなんてあたりまえじゃないかと思う人もいるかもしれませんが、蒔いてから芽が出るまでの数日間は、はたして本当に芽が出てくれるかと、ハラハラドキドキするものです。

今までにもベランダガーデニングでいろいろな植物の種を蒔いてきましたが、芽が出たときの感動はいつも特別です。

特に市販の種ではなく、自分で食べたピーマンやゴーヤやレモンなどの種を蒔いて芽が出たときは本当に信じられない気持ちになります。

 

 

それにしても、考えれば考えるほど「発芽」というのは不思議で神秘的な現象です。

小学校の理科の時間に、水と適当な温度と酸素などの条件が整えば発芽すると習ったような記憶がありますが(間違っていたらすみません)、実際に発芽を目にしたときに私が感じるのは、そんな化学反応によってプログラムされていた通りに起こった現象ではなく、種自身が力を発揮して芽を出したといった印象です。

 

水でぬらされた種がなんだかムズムズしてきて、がまんできずに脚をニョキっと出したというか、眠っていた種の中に少しずつ力が宿ってきて、一杯になった力が種を押し広げたというか、そんな風な種自身の自発的な力を感じてしまうのです。

 

種から伸びてきた脚が土の中に入っていき、そこで足場を得て、重い種をグッと持ち上げて、種の中で成長した双葉がゆっくりと種を脱いでいく。

そして生まれて初めて外気に触れたうす緑いろの双葉は、まるで両腕を広げて太陽の光を受け止めるかのように空に向かって小さな葉を広げる。

 

このあと本葉が茂ってきたり、茎が長く太く成長してきたり、花が咲いて実がなって、ついには自分が元々それだったところの種をつけたりする過程においては、多少なりとも栽培者の力も寄与したと考えることもできるのですが、最初の「発芽」に関してだけは、私には応援し、祈る以上の手助けは何一つできません。

種に頑張ってもらうしかない。

 

 

さて、パクチーについてなのですが、最近流行っているようで頻繁に耳にするようになりました。パクチーを山盛りにしたサラダまであるそうですね。

 

私が初めてこの植物を口にしたのがいつだったのか記憶が定かではありませんが、その時に私の頭に浮かんだのは「料理の中に間違って何か腐ったものでも入っているのだろうか?」という疑いでした。

ただその食事の席ではそのような疑問を口にすることができない状況だったのだと思いますが、私は何も言わずにそのまま食事を終えたのでした。

 

その変なにおいの原因がパクチーなる植物であることを知ったのは何年も後になってからのことです。

そしてその変なにおいのする植物を使った料理を何度か食べるうちに、それは私の中で「良い香り」に変化したのでした。

 

「間引き」という言葉を思い浮かべるたびに心の痛む思いがするのですが、間引かなくてもよいように10センチも間隔をあけて一粒一粒種を蒔いていけるほど私のアパートのベランダは広くありません。それゆえ狭いプランター一面にパラパラと種を蒔いて、たくさん発芽したあと間引き作業が必要になってきます。

 

どの種も頑張って芽を出してくれたのに、その芽を摘んでしまうのはつらいのですが、今日間引きをおこないました。

まだ双葉のあとの本葉が出たばかりなのに、根は思いのほか深くまで伸びていて、引っ張るとプチッと小さな音が。

食べてみるとあの良い香りが口の中に広がりました。まだ幼い葉にもかかわらず、大人と同様の香りをすでに身につけていたのです。

 

これからの成長を見守るという楽しみが一つ増え、灰色の(?)私の毎日の生活に一筋の光が差したのでした。